ちょっと寒くなったので、薪ストーブを始動
させた。
ウチの薪ストーブは、シェーカースタイルの
シンプルな実用タイプ。
なので、本気を出せば蒸気機関車のごとく、
ゴーと凄い勢いで燃える。パチパチと優雅に
火を眺めながら、ではなく、火力を調整しつ
つ薪を放り込む感じか。
この薪ストーブに限らず、制作者の顔が見える
モノがとても好き。その方が、モノ自体の純度
が高いというか、会話が成立しそうな気がする
というか。
もちろん、モノとしゃべれる能力がある、訳で
はない。しゃべってみたいけど。
小学3年生の娘と一緒に、閉幕3日前の
横浜トリエンナーレを観に行った。
入場するために長〜い列。現代美術って、
そんなに人気があったっけ?
(ちなみに、すでに11月6日で終了)
待ち時間が長かったので、「外に展示して
ある作品の中で、一番好きなのを写真に撮
ってくる!」指令を出した。
で、撮ってきた写真がコレ。
なかなかのグットチョイス。
なんとなく鳥の顔っぽく見えて、後ろのト
リエンナーレの文字が、鳥ええんなはれ=
鳥に成りなはれ=鳥のようなになって自由
な頭でいきなさい、とダジャレ的な連想を
したのは、おそらく私が関西人だからだろ
う。観る側が、勝手に想像して楽しめるの
が、現代美術の楽しみのひとつ。
ところで、小6の息子も誘ったのだが、「
美術館は見るだけだからツマんない、から
行かない。」と言われ、美術関係者の父と
しては大いに反省したのだった。
大好きな野球を楽しむのと同じように、美
術館に行くのも楽しんでほしいな、と。
そのためには、まずは大人が美術を楽しま
なければね。