2011年12月14日水曜日

立体イラスト作業中(No.140)

平面も好きだが、立体も好き。
なので、立体イラストも積極的に作っている。

これは色を塗る前の段階。素材はバルサ材で、
なるべく工作感を出すようにしている。
事実、ウチの子どもが見ると、自分で作りたく
なるそう。自分でも作れそう、と思うのかな?

で、着色開始。
絵の具は愛用のサクラマット水彩。特別な画材
ではなく、見る人たちが実際に使っているもの
で描くようにしている。
なんだか距離が近くなるような気がするから。

ハイ、ほぼ完成。
黒目がないのは、これを写真に撮りCG処理を
して完成させるから。
ちなみにコレは、高校への数学という学習雑誌
の2月号表紙用。

最近は美術教育関連の仕事が多くなったが、作
品を仕事としてしっかり作ることは基礎体力と
同じで、すくなくとも自分にとっては大切な事。

日々勉強だな〜。

おもちつき(No.139)

ご近所の皆様と、お餅つきをしたのだった。
言い出しっぺだったので、企画立案などの初期
作業をのそのそと担当。
いや、ただ餅つきが好きなので、かつそれは一
人では難しいので、何だかご近所を巻き込んで
の楽しいプライベート行事としてやらせていた
だいた。
仕事じゃないから、もちろん気楽なんだけど、
やっぱり参加者がどうやったら楽しい時間を
すごせるか、どうやったらそれぞれが自主的
な満足感が得られるか、などなどに気を使っ
ってしまう。
完全な職業病か?いや本来の職業から少しズ
レてるから違うかな。

でも、結局は餅を思いっきりついて単純に自
分が楽しんだのだった・・・。

2011年11月14日月曜日

薪ストーブ始動!(No.138)

ちょっと寒くなったので、薪ストーブを始動
させた。

ウチの薪ストーブは、シェーカースタイルの
シンプルな実用タイプ。
なので、本気を出せば蒸気機関車のごとく、
ゴーと凄い勢いで燃える。パチパチと優雅に
火を眺めながら、ではなく、火力を調整しつ
つ薪を放り込む感じか。

この薪ストーブに限らず、制作者の顔が見える
モノがとても好き。その方が、モノ自体の純度
が高いというか、会話が成立しそうな気がする
というか。

もちろん、モノとしゃべれる能力がある、訳で
はない。しゃべってみたいけど。

2011年11月13日日曜日

とりエンナ〜レ(No.137)

小学3年生の娘と一緒に、閉幕3日前の
横浜トリエンナーレを観に行った。
入場するために長〜い列。現代美術って、
そんなに人気があったっけ?
(ちなみに、すでに11月6日で終了)

待ち時間が長かったので、「外に展示して
ある作品の中で、一番好きなのを写真に撮
ってくる!」指令を出した。

で、撮ってきた写真がコレ。
なかなかのグットチョイス。

なんとなく鳥の顔っぽく見えて、後ろのト
リエンナーレの文字が、鳥ええんなはれ=
鳥に成りなはれ=鳥のようなになって自由
な頭でいきなさい、とダジャレ的な連想を
したのは、おそらく私が関西人だからだろ
う。観る側が、勝手に想像して楽しめるの
が、現代美術の楽しみのひとつ。

ところで、小6の息子も誘ったのだが、「
美術館は見るだけだからツマんない、から
行かない。」と言われ、美術関係者の父と
しては大いに反省したのだった。

大好きな野球を楽しむのと同じように、美
術館に行くのも楽しんでほしいな、と。

そのためには、まずは大人が美術を楽しま
なければね。

2011年9月26日月曜日

導入前後15分が勝負!?(No.136)

連休は、某スクールで絵本づくり実習の講師仕事。
いつもこんな感じで、黒板やらホワイトボードやらに
タイトルやテーマや目標などをイラスト的に描く。
始まる少し前に、参加者の目の前で黙々と、かつ大胆
に描いていくのがミソ。

ほとんど場合は、その日初めて会う方々にレクチャー
していくので、いかに早くペースに巻き込むかが結構
重要になってくる。導入にかける意気込みはスタート
前の短距離選手のごとし。

で、向かう方向をしっかり共有できて、うまく走り出
したならば机の上はこんな状態に。

今回は、下は13歳の中学生から上は40代までで、
2日間しっかり制作を楽しんで?いただいた。
普段は中学生から60代以上の方も混在しての制作
なので、上手く導けるととても面白い時間になる。

一期一会のワークショップは、楽しくってために
なる!であってほしい。なので、講師としてはマ
ラソン選手のごとく力(と知恵)を振り絞るので
あった。


2011年9月19日月曜日

大人の工作[お手伝い編](No.135)

ティッシュの空き箱とトイレットペーパーの
芯を使っての、くるくる絵巻物!

と、コレは、工作ワークショップにお手伝い参加
して、速攻・即興で作ったもの。
お手伝いだから、とっても気楽。だから、ガシガ
シと楽しみながら勢いで作って発表してみた。

箱の中には、絵巻物が仕込んであって、クルクル
回しながら実演する。
ただ、大人が作るとどうしても真面目になって、
「こんな事しちゃいけないんじゃないかな?」と
つい固い作品になりがち。

なので、ちょっと固い雰囲気を打破するためにも、
少々企画外の面白作品を作って実演してみた。

この、サンプル提示はいつもとっても悩む問題で、
実際に完成作を作って見せると分かりやい反面、
目標を固定してしまいがちになってしまう。

ただ、今回は講師の立場ではなく、ゲスト参加な
ので、うまい具合に「あっ、こんなのもアリなの
ね!」的な、肩の力を抜かせる効果はあったかも。

会議の成否が、ファシリテーターの力量で決まる
様に、ワークショップも講師側の導き方次第で満
足度は大きく違ってくる。

おとなも、もっと楽しむための気楽な工作の時間
を持ってみて、柔らか心を膨らませても良いと思う。
そのためにも、企てる側ももっと勉強せねばね。

あっ、やっぱりちょっと固くなるな〜。



2011年9月18日日曜日

かまくらダンサーズ!(No.134)

娘(小3)の誕生会は、お約束の工作遊び
なのだった。

今回は、かまくらダンサーズがステージに
勢揃い!

牛乳パックの胴体に、割り箸の手足をつけ
て、身体をゆらゆらと揺らしながら踊って
いただいた。
もちろん、制作は誕生日のお祝いに駆けつ
てくれた娘の友だちたち。ものすごい集中
力で、がんばって作ってくれた。

おかげで、今年も良い誕生会になったよ。
どうもありがとう!工作少女たち。

2011年9月11日日曜日

自分のカタチ(No.133)

仕事場の天井から、雨漏りしたのだった。

で、修理していただいた。
継ぎ当てが、なんともステキ。


このように早速雨漏りしようが、
多大な借金を抱えて貧乏しようが、
家を建てることを強くオススメする。

なぜならば、そこに出現するのは、立体的
に具現化された己の姿だから。
これは、家を建てたことがある人には納得
していただけると思う。

個人的には、継ぎはぎだらけの小屋の様な
姿が理想というか現実というか。
なので、修理跡があると妙な隙が出来てイ
イ感じ。

美術や制作に関わる人は、ぜひ気楽に、家
を建てて自分を面白がってみてみてね。

2011年8月28日日曜日

iPadを使ったワークショップ(No.132)

iPad用プレゼンソフトのKeynoteは、
iPod touchまたはiPhoneに入れたアプリ、
Keynote Remoteで離れた場所からコントロール
できる。

と、関心のない方にはまったく関係ない話だけど、
個人的にはとっても便利。
iPad2は、テレビモニターやプロジェクターに
つなぐとミラーリングできるから、この2つを
持っていけば、どこでもプレゼンOK。

早速利用して、ワークショップをしてきたのだった。


題して「自分の顔を作ってみよう」。

映像で遊んだり、音楽を色々流したり、とにかく
楽しく興味深い時間にするための様々な工夫は、
半分は自分のためだったりする。

新しい試みは大好きなんだもんね。

トライandエラーな毎日。


2011年8月15日月曜日

夏の登山(No.131)

今年も、息子(小6)を道連れに山に登った。


雨の中、3000M超までテントを担ぎ上げるのは、
なかなかハード。
息子曰く「今までで一番辛い登りだった」そう。

今回は、新穂高側から西尾根を登って槍ヶ岳に。

彼は小3から「北アルプス穂高連峰テント担い
でトボトボ登山」に付き合わされて、前穂高岳・
奥穂高岳・北穂高岳・涸沢岳と3000M級の山々
にテント泊で登っている。
小学生にしては、なかなかのキャリアの持ち主だ。


ただ、悪天候が続くと、大人でもさすがに辛い。
濡れたテントを出し入れしながら、何日も登る。

よくがんばったな〜。


2011年7月22日金曜日

たぶん発売中!(No.130)

「楽しみながら才能を伸ばす!
小学生の絵画 とっておきレッスン」
だぶん、新発売!


発行はメイツ出版、値段は1500円(税別)。
書店で見つけるのは難しい、はずなので、
アマゾンなどのネットで、ぜひぜひ是非、
購入を!

タイトルは、まあ、出版元がこれだけは
譲れない(?)という強い要望を泣く泣く
のんで、ちょっと何だかなぁ、になっては
いるが、内容はなかなかがんばったつもり。

基本は小学生が読む本だが、絵を描くため
の、と〜てもやさしい入門書でもあるので、
大人にも気楽に見ていただきたい。

内容は、こんな感じのマンガがあったり・・


こんな感じの、画材や技法や色や構図やらの
ヒントが55コあったり。


という訳で、ぜひ一家に一冊!特に絵を描く
のが好きな小学生には、ぜひぜひ!
さらに、小学生に絵を指導される方々にも是非!

そして、感想もぜ〜ひ!

と、「ぜひ」ばっかりなのだった。
よろしくお願いいたしますぜひっ!

2011年7月15日金曜日

富士[ちょっとだけ]登山(No.129)

富士山に登ってきた。

時間に制限があったので、本七合目(3200m)
まで速攻で登って下山。
だから、ちょっとだけ。
頂上まで行かなくても、裾野までず〜と富士山
は富士山だもんね。(「岳」のサンポ曰く)


あんまり仕事が詰め詰めだったので、まっ一種
の逃避行動というか、いろいろ思うところあっ
たので。

朝、子どもたちの朝食を用意して学校に送り出
し、その後一人で車を飛ばして須走口五合目に
着いたのは正午前。
家に帰るまでの時間を逆算すると、行動可能時
間は5時間。
八合目までは行きたかったのだが、少々バテ気
味で、あとちょっと届かなかった。

その代わり、夕方下山した時、下の町並みにク
ッキリと富士山の影を見ることができたのは、
嬉しいオマケだった。


今度は、後3時間都合つけて、頂上まで!
でも、その後3時間がひねり出せないんだよね〜。

2011年6月29日水曜日

Rな事情(No.128)

あまりにも忙しくて、
6月は全然更新できなかったのだった。

その間にも、あんなコトこんなコト、いろいろと
あったんだけどね。



ところで今、稲村ケ崎R不動産のホームページの
稲村ケ崎R事情で、わが家が紹介されいる。
http://www.realinamuraestate.jp/
実は、いくつかの雑誌やサイトで、いろいろと
紹介していただいていたのだが、名前を出さなか
ったのだ。

ただ今回は、私の仕事ぶりもチラリと紹介して
いただける、とのことだったのと、R不動産グル
ープ?のサイトは、とっても面白いので、という
勝手な理由で、恥ずかしながら。

あっ、小学生のための絵の本は、まもなく校了。
夏休み頃出版予定。
また紹介しますね。

2011年5月18日水曜日

音楽の教科書に(No.127)

そういえば、今期から使われている、小学校
音楽の教科書に絵を描いたのだった。

まず一年生の。

それと二年生の。

同じタッチで、一年生の本にはもう1ページあり。

近所の小学生に、ちょっと尊敬されたのは何だか
オマケみたいで少し嬉しかった。

仕事歴だけは、むやみに長くなってしまったので、
いろんな出版物や広告作品があるが、教科書仕事
は初めて。
描く方としては、仕事のひとつにすぎないのだが、
やっぱり良い反応をいただけるのは励みになる。

商品の絵やデザインも色々やったので、実はKっぱ
えびせんのエビの絵は自分が描いた(小袋のね。
今はもう売ってません)とかの、無名作品は雑多に
あるが、ちゃんと名前が出て人の目に触れるのも
大事だなぁ、と思ったのだった。

だって、ホメラレルのやっぱり嬉しいもんね。

2011年4月29日金曜日

全線開通!(No.126)

今さらだが、九州新幹線CMがすごく良い。

九州新幹線の全線開通(3月12日)のCM
なんだけど、まるで今の日本のために作ら
れたような素晴らしさ。

なんといっても、ひたすら楽しいのが良い。
この「なんかいいもの見ちゃったな〜」感
は、いろいろ参考になる。

個人的には、もう5年以上前に「人のつなが
り」をたどる絵本をつくるために、北海道を
一人取材していた時を思い出した。
この企画は結局ボツになってしまった(取
材した多くの、当時小学生の皆さん、本当
にゴメンなさい!)けど、もう一回チャレン
ジしてみようかな、という気にさえなった。

がんばり力って、意外なところにスイッチが
あったんだ。

ぜひ、180秒バージョンを!


画像は、新幹線とは関係ないけど、鹿児島駅の
路面電車。

とにかく、
祝!新幹線・青森〜九州全線開通!乗りたいね〜。

2011年4月27日水曜日

任務(たぶん)完了!(No.125)

日曜日の、H政大学での講義&ワークショップ・
『エッとえぇの絵』は無事に終了。


上の画像は、話の核心部!なんだけど、実際に
聞いた人にしかわからない、はず。

今回は、講義(話)1時間に2時間の実技制作
を行う形だった。普段は、話と実技を織り交ぜ
ながらのワークショップなのだが、ちょっと思
うところあって形を変えてみた。

いつものやり方を熟練させて行く方が、完成度
も上がるし、受け手も安心感がある。
それも大切なのだが、今回は時期的な事もあり、
講義で新しい試みをしたかったのだ。

なので、完成度は正直低く、少々聞きにくかっ
たと思う。でも、皆さんちゃんと聞いていただ
き、ありがたかった。参加者の方々に感謝。


さて、何が新しい試みだったかというと、直接
対面して話すことでしか伝えられない内容と方
法である。

具体的には、話しながら画像を適時スクリーン
に映していくプレゼン方式と同じなのだが、映
すものが違う。

通常は、内容を確認させるための事実、つまり
話の内容と同じものを表示し、話と画像で説明
し合うことで理解を深めていく。

今回は、絵本やイラストなどで使う手法で、話
と画像の内容が重複しないように、わざと説明
し合わないようにして、内容が聞き手の中で膨
らむように目論んだ。

でもね、完全な練習不足だったんですよ。
なにせ、不完全ながらも内容と素材が完成した
のは、当日の朝am5:00・・・。

またやってしまいました・・・本番当日寝不足。

新作は練らすのに、準備も時間もかかる。とい
う事は十分に分かっていたので、2週間ほど前
から他のほとんどの仕事を放っぽっておいて猛
ダッシュ!したのですが・・・。
(仕事遅れ・スミマセン!!)

後で少し参加者の方と話した時、何人かの人は、
その試みに面白さを、多少は感じ取っていただ
いていたのが救い。光は少し見えた。


今回の様に、講義やワークショップに限らず、
イラストや絵本などの作品も、基本は気楽に楽
しんで聞け、スっと自然に意図する大切な事が
しみ込んでいくような表現を目指しているので、
もっともっと研究や練習が必要と感じた。

もちろん、現場体験が一番大切で、考えるより
も行動がもっとも内容を飛躍させてくれる。

いや、考えて行動してまた考える、の繰り返し
かな。

変人と言われようとも、やらねばね。




2011年4月17日日曜日

エッえぇ絵(No.124)

来週の日曜日(4月24日)は、東京(法政大)
でセミナー講師として、講演とワークショップ。

まあ、相変わらずの、こんな感じ。

東京保育問題研究会の春のセミナー企画として、
なので一般の方も、たぶん参加可能かと思う。

本当は、もっと別の手慣れた内容を予定していた
ので、事前告知は「ものづくりで楽しもう」とい
うタイトルで、関係者にはお知らせが回っている
ようである。

が、ちょっと思うところがあって、上記のような
内容に変更をした。担当の方、すみません・・・。

内容を新作に変更したので、構成の組み立て作業
は直前まで続く。

さらに、いつものように内容に基づいたタイトル
も、ちゃんとひねり出したよ。

日本中が、なんだか落ち着かないこんな時だけど、
いつも通りの、楽しくて、でも人によっては深く
考えるためのヒントになるような、そんな時間を
提供してみたい。

ストレートで変化球?的な工夫が、うまく伝わる
とイイな〜。

2011年4月4日月曜日

こどもの創作力(No.123)

3月の終わりは、長男(小5)の誕生日だった。

工作好きの長女(小2)は、前日からせっせと
プレゼントの工作づくり。つぎつぎに傑作品を
生み出していく。すごいな〜。

で、とうとう自作の面白さ(?)に我慢できな
くなったのか、「あ〜、もう今すぐ誕生会した
い〜!!」と絶叫。

先の見えない震災被害や原発事故に、おとなは
悶々としていたが、なんだか子どもの創造力に
少し救われた感じがした。

直接的な、即効的な、現実的な、すぐ目に見え
る事柄も、この時期ものすごく大切なんだけど、
同時に絵や工作を楽しんで、心を遊ばせる事も
大事になってくるだろう。
これは、こどもにとっても大人にとっても。

そんな事を、好き勝手な工作で嬉々としている
子どもの様子から教えられた。

守る事も大事だけど、放つことも大事。ほんの
少しづつでも、希望につながる気持ちが生まれ
ますように。

自分なりに、何か出来ることがあれば、と思う。

2011年3月20日日曜日

情報源(No.122)

まず業務連絡。
図工計画事務所は、計画停電では
第1グループになります。

停電中は、電話・ファックス等が
つながりませんので、ご注意を。
---

さて、本題。

大きな地震から一週間がすぎた。

被災地救援に動き始めた人、
あわてて物資集めに動く人、
被爆を心配して西へ逃げる人、

悲観的な人、楽観的な人。

いったい何を情報源として行動
しているのだろうか?


計画停電中の夜、月に照らされ
た、ほのかに明るく静かな道を
歩きながら、「なんだか、これ
でイイじゃないか」と思った。

いや、けっして震災が良いわけ
ではない。
でも、夜は静かに電気が消えて、
月明かりや星空をしっかり感じ
るのは悪くはない。夜は暗いの
が自然であり、電気は本当に必
要な所で使えば良い。


昔、はじめて3000m超の山に一
人でテントを担いで登った時に、
夜が(真夏なのに)あまりに寒
くて恐怖を感じた。まあ、今か
ら思えば当たり前で、その時は
装備と知識があまりにも貧弱だ
ったからなのだが。

やっぱり人間は、自然の中では
あまりにも非力で、その恐怖心
を薄めるために、身の周りを人
工物で固めていくのだと、その
時に気がついた。

自分の力で担げる分だけを持ち、
適時判断をして身を守りながら、
周囲の環境にダメージを与えな
いようにしながら歩を進める。
そんな登山のシンプルさは良い。

天気や地図の情報をみて判断し
ながら、登るのも止まるのも、
時には撤退するのも自己責任で
ある。だから、知識と経験を積
み重ねて、できるだけ正しい判
断を行う必要がある。

震災や原発事故は登山とは違う
が、非常事態にすべき行動の基
準は似ている部分も多くある。

まず、落ち着くこと。
確かな情報源を得ること。

そして、悲観という「気分」に
左右されることなく、楽観とい
う「意志」を持ちながら行動す
ることも。


ほとんど、自分に言い聞かせて
いるんだけどね。

2011年3月14日月曜日

地震の影響(No.121)

11日の地震では、鎌倉も大きくユラユラと
揺れて、夜9時頃まで停電になった。
その後14日から計画停電が実施されるため
仕事にも影響が出そうです。
そのためのお知らせいくつか。

*仕事場のある鎌倉は、輪番停電の第1と
第5の二つのグループ入っています。

*計画停電中は、電話とファックスが
つながりません。

*停電時間は一週間単位で見直される
予定のようです。
まず14日からは、6:20~10:00および
15:20~20:30となっています。

*また、メールの対応も遅くなることが
予想されます。

以上、よろしくお願いします。


震災にあわれた方々の、無事と回復を
祈っています。

2011年2月28日月曜日

夜の散歩(No.120)

毎年のことながら、1・2・3月は余裕がない。


だいたいは年末の忙しさから突入して、
2月くらいが余裕なさのピークになるのである。

そんな中、東京から鎌倉に帰る終電に乗り遅れ、
横浜から徒歩で帰宅を試みてみた。
歩くのは好きなので、それ自体は苦ではなく、
むしろ深夜の国道1号線をトボトボと歩くのは
妙な楽しさもあった。

で、結局、4時間ほど歩いたところで始発電車の
時刻になったので完歩ならずだったよ。

残りは、また今度歩いてみることにする。

2011年2月2日水曜日

今年もサマ〜(No.119)

今年も、無事に東京サマーランドの
イラストマップ修正が終了したのだった。

この、常夏の屋内大プールと日本一長い
流れるプールと、その他諸々のお楽しみ
がギッシリ詰まった知る人ぞ知る謎の(?)
巨大夏系遊園施設・東京サマーランドの
全体イラストマップを担当させていただい
て、今年で6年目になる。
(マップは2007年から公開)

最初に制作した時は、現地調査から始まり
下描き〜データ作成と、もう体温調節が
出来ないくらいハードな日々を過ごした。
ホントによく倒れなかったよ。

なにせこのマップ、パンフレットから
屋内及び屋外看板(6M以上ある)、さらに
WEBページにまで使用する完成度が必要
だったので、そこのところを考慮して制作
してあるのが他と違う。
(東京サマーランドのHPで見てね!)

そして、ここの面白いところは、改修に改修
を重ねた結果の構造の複雑さ。
当然、様々な改修が今も行われ、その結果
毎年マップの修正が発生するのである。

実際、行ってみると、不思議にユル〜イ感じ
で結構楽しい。お風呂みたいのもいっぱい
あるので大人はダラケられるし、子どもは
身体を使って楽しめる。

行ったことがない方は、ぜひ一度、マップを
見がてらプールにつかってみていただきたい。

その際、こっそりとマップの中に仕掛けた
小さなイタズラがあるので探してね。
内容はココが「公式」なのでヒミツ・・・。

2011年1月26日水曜日

36通り(No.118)

M保育園でのワークショップは、
無事終了したのだった。

保育室の一部屋に、おとな36名ギュウ詰め。
こどもたちのイスをミニ机に変身させて、
36通りの楽しい絵本ができた(はず)。

色々と反省点は多々あるが、まずは楽しい
時間にできたのではないか、と思う。
いつも通りの「楽しくってタメになる」が
実現できていれば、まずまず成功とする。

ただ、前日は準備のために睡眠30分になっ
ってしまい、やや言葉にまとまりが欠けた
のが最大の反省点。
ギリギリまで、とにかく良いパフォーマン
スを、と企画・シュミレーションを繰り返
した結果なのだが、本来ならば体調を整え
るのを優先すべきなので、これはいつもな
がらの課題ではある。

あと、必ず心がけている「参加者全員に声
をかけて公平に接する」が、時間の関係で
難しかったことも反省。
等距離感覚を大切にしているのだが、まあ
これは条件上仕方なし、かな。

ところで、なぜ今回のみ、こんなに力んで
いる(いる?)かというと、実はこのM保
育園はウチの子どもたちがお世話になった
ところだから。
恥ずかしながら父母会長もやったところで
もあるので、あんまり変なこともできない
し、いや〜ホントにやりにくかった。

なので、とにかく終わってホっとした、が
本音。もうフラフラ。でも、良い勉強にな
りましたよ。

参加された全ての方々に深〜く感謝して、
本当にありがとうございました!

2011年1月20日木曜日

エィッほん!(No.117)

今週末はコレ。
タイトルって大切なので、いつも
すご〜く考える。
わかりやすく、興味を引きつつも、
内容をしっかり伝えることが目標。

今回のタイトルは、日本で最も背
の高い(たぶんだけど)絵本作家
であるN谷さんのワークショップ
のタイトルをヒントにさせていた
だいた。ありがとうN谷さん。
なんだか面白いタイトルが出ると、
もうそれだけで良い仕事が出来そ
うな気になるから不思議。

今回のは、いつもやっている3時
間の絵本作りワークショップの、
お手軽縮小版。
楽しんでもらえればイイな〜。

がんばります!

2011年1月3日月曜日

あけました。(No.116)

2011年も、無事に明けたのだった。
今年は良い仕事をし、かつ良い人間と
して生きる、などと欲張りな目標を立
ててはみたものの、二兎を追う者は一
兎をも得ず、なんてのもあるからして、
とりあえず欲張らずに、一生懸命がん
ばる、にしておこう、と思う。

がんばりを効かせるためには、様々な
工夫をせねばならないだろう。

そして、いろんな人に助けていただく
ことも必要だろう。もちろん助けてい
ただくだけでは虫がよすぎるので、人
のお役にも立つようにしなければね。

そのためには、まず健康な心身かな。
いやいや、良好な心身を保つための適
切な環境が不可欠かも。

この時代の、この場所に存在すること
の意味を深く意識して噛み締めつつも、
まあ適当に今年もダラダラしながら生
きていくんだろうな〜。

あんまり考えすぎずに気楽にね。

兎に角、
良い一年であらんことを!