2012年6月25日月曜日

海の家観察日記(No.153)

フェイスブック内で、日記のように
日々感じた事を書いている。

写真と共に、見て楽しめるように、
と意識しつつアップしてはいるが、
それらは多くの情報の中で流されて
いってしまうので、かなり消耗度は
高く、それがちょっと寂しい。

ので、その一部をコチラに記録して
おくことにした。
まずは、海の家の記録を。ただし、
文章はあえて原文のままであ〜る。
ーーー


5月18日


由比ケ浜は海の家の準備が始まってま
した。もう夏なんだな〜、早いな〜。



6月4日


由比ケ浜です。連なって見えるのが、
材木座海岸。クレーンやらトラックや
らで資材が運び込まれ、海の家の建築
が始まっております。実はコレ、金曜
日の状態で、土日とランニングしなが
ら偵察してきたところ、更にドンドン
進んでいます。

それにしても、砂地に仮設するのにも
様々な方法があるようで、とっても興
味深いですね。特に、基礎をどうやる
かは見応えがあります。砂地を深〜く
掘って電柱状の柱を立てていく「御柱
型」と、やや細めの角柱を数多く砂地
に刺していく「数で勝負型」が、どう
やら2大潮流のよう。 たぶん砂浜建築
独特のノウハウがあるんでしょうね。

この辺りは、次回のレポートで詳しく
(しなくてイイですね、やっぱり(笑)。
夏はもうすぐそこなんだな〜。



6月5日


仮設建築物の王者、それは海の家です
(と、勝手に決定)。
にもかかわらず、それがどうやって砂
地に立っているかを知っている人は少
ないでしょう(というか、そもそも関
心がない?)。

で、見てきました、また(笑)。進ん
でるかな〜、って。写真は「御柱タイ
プ」と流派を二分する「数で勝負タイ
プ」です。どうです、堂々とした数で
の勝負っぷり。これで、ひと夏の海水
浴客の皆様の、のべ全体重をささえて
いるんですね。キチンと整列した造形
に、何だかそそられます。

それにしてもこの日は風が強かったの
で、サファーの方々が多い月曜昼間の
由比ケ浜でした。



6月8日


魅惑の(と思っているのは、たぶんボ
クだけ)砂上仮設建築物、 その名は
「海の家」。
いったいどうやって建っているでしょ
うね、砂の上に。その答えのひとつは
コレ、堂々の「御柱(おんばしら)タ
イプ」です。どうです、このシュール
な風景。パワーショベルで穴を堀り、
一本一本心を込めて、電柱状の丸木を
立てています。その姿は、諏訪の神社
で執り行われる「御柱祭」の様(見た
事ないから、あくまで想像ね)。

実はこの写真、去年の9月の撤去時の
様子。突然現れたシュールなこの風景
を見て、海の家の構造に興味を持った、
というわけ。知ってる人には当たり前
で、関心のない人にはどうでもイイ事
なんですが、この強引な建て方が工作
っぽくてステキだと思いませんか?
(思わないな、たぶん・・・)




6月12日


ご覧ください。仮設建築物の雄、海の
家の砂上基礎現場!名付けて「御柱
(おんばしら)タイプ」の2012年バー
ジョンです。

シーズン終了後の、虚無感漂うシュー
ルな姿も良いですが、これから戦いの
現場となるフレッシュな途上段階も味
わい深さがありますね。注目は、パワ
ーショベルで御柱ってる作業状況です。
掘るだけでなく、掘削機でさらに砂下
部をだめ押ししているのが確認できま
す。パワーショベルが労働する姿は、
ボクの迷著「ここほれガッチャ!」
(童心社刊・買ってね)を彷彿させま
すね。

と、一応、現状こんな感じ、
の由比ケ浜〜。




6月14日


個人的に勝手に盛り上がっている「砂
上仮設建築基礎問題」。
つまり「海に家って、どうやって砂の
上に建っているのかな〜?」ってこと
なんですが、まあどうでもイイことで
すので、適当に流してください(笑)。

さて、「御柱(おんばしら)タイプ・
ホワイトバージョン」です。どうです、
これまた独特の枯れた感じがたまりま
せんね。
スケール感は、左上のトラックで計っ
ていただきましょう。堂々たる御柱タ
イプ、のはずなのに妙に華奢な感じが
するのがポイントです。梁が組んであ
るので、柱の自立感が薄いんでしょう
ね。さらによく見ると、丸太がハリガ
ネでくくり付けられていて、危うさも
演出(?)されています。

ちょっと骨っぽい感じが、仏教的な白
骨観(びゃっこつかん)を連想させ、
煩悩が飛んで行くようです(なワケない)。




6月19日


青い空に、青いトタン屋根がまぶしい
ぜ!働く仮設建築・海の家も、屋根が
かけられてしまいました。内部構造が
見えなくなると、気持ち的にもトーン
ダウンですね。働くオジサンたちが、
黙々と隠す作業(違うかな?)を進め
ています。

それにしてもトタン屋根。コレは味わ
いがありますね。もし「海の家キット」
が販売されるとしたら、トタンは必須
アイテムでしょう。サビが出てきたり
なんかすると、さらに魅力的です。
「ワンウオッシュ・サビ浮きユーズド
キット」は、きっと人気が出るでしょ
う(ダメ?)。

が、しかし、そのトタンの魅力を持っ
てしても、砂上の基礎構造が見えなく
なってしまうと、トタンに海の家に対
する興味は失せてしまうのでした。海
の家の夏も終わったな〜(笑)。




6月22日


壊れてました、海の家・・・。

タイフーン4通過の翌日に、トボトボと
ランニングしながらの偵察では、トタン
屋根がところどころはがれている程度で
した。が、2日後にもう一度巡回(つま
り散歩ね)してみたところ、どうやら
倒壊したらしき現場が!ランニングコ
ースから外れた場所だったので、気が
つかなんだ〜。

「数で勝負タイプ」の基礎が、どうやら
強風に耐えられなかったよう。おそらく
昨日から片付けが続き、基礎から作り直
しているんでしょうね。現場の人たちの
表情が、力一杯暗いんですよ。まあでも
、営業が始まる前で良かったとも言えま
すね。

ちょっとマイナーな空気の流れる、台風
後の由比ケ浜でした。

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