2019年8月9日金曜日

絵本刊行情報(No.183)

絵本刊行のお知らせです。

2019年の8月に、絵本を
2冊刊行します。



ーー
まず8月5日に、福音館書店より
「まんまるダイズみそづくり」。

これは、15年前に「かがくのとも」
の2004年1月号として出版された
ものですが、今回ハードカバー化
されて限定復刊しました。

なぜか?というと、

はい、これです↑。

かがくのとも創刊50周年記念の
イベント「あけてみよう かがく
のとびら展」が、東京千代田区の
アーツ千代田3331で行われます。
(2019年8月23日〜9月8日)

その中の「たべもの」のコーナー
で、この「まんまるダイズみそ
づくり」が主要展示として展開
されることになったそう。

それで、絵本も復刊、というわけ。

ありがたいことです。

この機会に、ぜひぜひ!

ーー

そして、もう一冊は、久々の新作!


8月26日に、童心社より、
「じょうききかんしゃビーコロ」。

実在するB20形蒸気機関車が
活躍する物語絵本です。

この絵本は、ミノオカ渾身の一冊。
語ることがたくさんあります。

なので、後日また詳しく書かせて
いただきますね。

ーーー

「まんまるダイズみそづくり」
福音館書店より8月5日刊行。

「じょうききかんしゃビーコロ」
童心社より8月26日刊行。

どうぞよろしくお願いいたします!


2019年1月6日日曜日

2019 NEW YEAR(No.182)

今年も
どうぞよろしく
お願いいたします。


2019年1月
ミノオカ・リョウスケ

2018年8月6日月曜日

ベビーカステラ(No.181)

ベビーカステラが好きです。

最近、時を超えてそのルーツ
にひょっこりと出会いました。

これは記録せねばなるまい。

ベビーカステラをめぐる旅を。

夜店の屋台なんかで売ってる、
あの仰々しいマシーンで焼く
ベビーカステラ。

見かけると、条件反射的に買
ってしまうんですよね。
味もまあまあ好きなんですが、
何といっても魅力は、あのマ
シーン(ベビーカステラ器って
いうらしい)

未来からやって来たタコ焼き
器みたいな感じで、シビれます。

生地落とし(最近は、チャッキリ
って機械で落とすのが主流です
が、昔ながらの手落としが好み)
の見事な手さばき、鉄板を回転
させる機械音、出来上がったベ
ビーカステラを専用スコップで
操る一連の流れも見応え十分です。

そんな、ベビーカステラの魅力
に触れたのは、子ども頃。
住んでいた神戸市の須磨にある
須磨寺の縁日でした。

毎月21日の縁日には、参道の入口
付近に、ほぼ必ずベビーカステラ
の屋台がありました。
その職人的な技は見事で、子ども
心にウットリ。
そして、絶妙に混じっている半熟
(中身が生焼けで、クリームみたい
な状態)がまた美味い。

しっかりと、ベビーカステラ魂を
注入されました。


須磨には高校生の頃まで住んでい
たのですが、さすがに縁日に行く
こともほとんどなくなると、単に
ベビカラ(長いので短縮表記ね)
かしいね~、な感じになっていき
ました。
が、もちろんベビカラ魂を忘れた
わけではありません。

ーーーーーーー

さて、ここからが、やっと本題。
時は50年ほど流れます。

須磨の前、産まれてから小1までは、
その隣の区である長田に住んでいて、
この夏に、ひょんなことから長田に
行ってみたんです。

目的は、その頃近所だった長田神社
にお参りする事と、高取山に登る事。
52年ぶりです。



長田神社も高取山も、亡き母と何度
か一緒に行った記憶がうっすらとあ
る程度なんですが、なぜかずっと気
になる場所だったんですよね。

節分行事・追儺式で有名な長田神社。
新田次郎の小説「孤高の人」の冒頭
の舞台である高取山。
長田の住人は、自然に山に手を合わ
せ、長田神社を拝みます。


他の用事もあったので、朝一で
長田神社にお参りをし、その脚で
高取山へ向かいました。

その日は、朝から何も食べておらず、
何か食べ物が手に入る店はないかな、
と少しだけ遠回りをしたところに、
ひょっこり現れたのが、その加島の
玉子焼き屋さんです。


玉子焼き?と気になって店を覗くと、
そこはなんと創業95年にもなる
ベビカラ専門店ではありませんか。
もちろん、入りましたよ。


どうやら、ここに店を開いたのは
4年前。それまでは、長田神社の参道
で屋台を出していた、とお店の人に
聞きました。

いいなぁ、ベビカラ専門店。
ボク、ベビーカステラ大好きなんです
よ~、とか話しながら1番少ない袋を
購入。

コレが実に美味しかった。
袋に入っている焼き立てを、一個ずつ
大切に食べながら高取山を登りました。


長田神社にもお参りでき、高取山
にも登り、52年ぶりの宿題を片付
けたような気分で、とても満足。
それに、たまたま好きなベビカラの
お店にも出会えたし。

用事も済ませ、帰りの夜行バスの
中で、記念にと捨てずに取っておい
た加島の玉子焼き屋さんの袋を見た
時に、驚きの事実にやっと気が付き
ました。


そこには、須磨寺参道の文字が。


52年ぶりに訪れた産まれ故郷で、
たまたま出会ったお店の味は、
ベビカラ好きにさせた屋台の
味そのものだったんです。

神事の後にお供物を食べることを
直会(なおらい)と言うんですが、
これって、期せずしてまさかの
ベビーカステラ直会


久しぶりに訪れた生まれ故郷の
神社と山は、粋な演出で出迎えて
くれたようでした。



ごちそう、ごちそう。

2018年1月3日水曜日

2018 NEW YEAR(No.180)

今年も、
どうぞよろしく
お願いいたします。


2018年 1月
ミノオカ・リョウスケ

2017年12月31日日曜日

著作(改訂版)発売中!(No.179)

カワウソ先生、かむばっーく!

もはや幻のあの迷作が、改訂版になって
発売されました。



「小学生の絵画 とっておきレッスン」
メイツ出版 1530円(税別)
ミノオカ・リョウスケ 著

です。

中身は前回とほとんど一緒ですが、
微妙に改訂していますよ。

一家に一冊、ぜひぜひ。


フットステップ企画その2(No.178)

2017年は、なんだかほとんど
コレをやっていたような気が
します。

それは、東京サマーランドで企画・制作した
「サマラン・フットステップ企画」
略して「S・F」です。


↑ 帽子も作りました。

長期かつ広範囲な作業になるため
一人ではなかなか難しい内容です。
なので、


↑ユニフォームも用意して、SF隊
(あしあとつくり隊)も結成。
ーー
そうなると、もちろんコレも、

↑ イベントキャラクターも制作です。

ーー
さらに、制作作業そのものも
イベントの一部なので、あれもこれも、


↑ 案内版です。その後、様々なバリエーション
 も制作しました。

ーー
そして、来園者に参加して楽しんでもらう
企画として、主に4月から真夏までの3ヶ月間
にわたって、園内遊園地にて実施・制作され
たのでした。


↑もちろん、説明グラフィックも数多く制作。

ーー
ところが、企画モノには付き物の様々な
問題も発生、企画内容はその都度変更を
余儀なくされていくのでした。


↑ ステージを飛び出して、延びていく白マル。

ーー
あらかじめ描いた白マルに、来場者は自らの
足形を残していくのですが、これが予想を
上回る大人気。
イベントを開始すると、あっという間に・・。

少ないスタッフでは、きちんとオペレーション
するのは難しくなったため、後半戦はミノオカ
が全体を盛り上げるためのグラフィック作業に
なっていきます。


↑ 東京サメーランド、です・・・


↑ こんな遊びも随所に・・・


↑ 夜にはライトアップされてみたり・・・

で、全体的には、こんな感じになりました↓


コツコツ描いているうちに、遊園地全体に
及ぶ大グラフィックになっています。
もはや地上絵状態ですね。

我ながら良く頑張りました、が、それ以上に
これだけの作業を許可しつつ仕事として成立
させていただいた東京サマーランドの太っ腹
と来場者を楽しませる意気込みには、感謝は
もちろん、頭が下がる思いです。

これらの絵も、残念ながらシーズンが終わると
上塗りされたり消されたり、の運命です。

が、様々なノウハウも得ました。

ぜひ、バージョンアップした新企画を!




2017年7月3日月曜日

フットステップ企画その1(No.177)

今年の前半戦はコレ。

東京サマーランドで行っている
フットステッププロジェクト
です。

2月から企画を始めて、4月から
現場でスタート。
6月で、まずは一息です。

詳しい内容は、また後日報告!