2012年10月6日土曜日

いちにち富士登山(No.156)

遅ればせながら、夏の富士登山報告。

結論から最初に言うと、富士登山で
最も有効なのはバナナであった。
どんなサプリメントより、バナナが
効いた。

さて、昨年、時間の関係で8合目まで
で断念した単独富士登山。
噴火する前に、やはり登らねばいかん
だろう。

てな訳で、車で富士宮口5合目に到着。
自宅から2時間半弱。下界は雨だった
が、5合目はスッキリ良い天気。
駐車場で1時間ほど高度順応してから
クライムオン!

もう頂上はすぐそこ(のように見える)。

ぐいぐい登る。だいたい7合あたりかな。
寝不足のせいか、呼吸がツラい。

8合目までは、あっという間。歩き始めて
約2時間。この辺りで3250mなので、国内
のどの山よりもすでに高所。とにかく呼吸
がツライ。

だいたい9合目、3400m付近。
団体で登っているのは、警察学校の
方々。どうやら恒例の訓練の様子。
実は今回、最も難関だったのが、この
団体のかわし方。どの世界でも、やは
り一番やっかいなのはヒトである。

9合5勺の小屋。3590m付近。
それにしても、胸突山荘っていう
ネーミングはスゴイな。山頂がすぐ
間近に見えるのは嬉しいが、呼吸は
大変苦しい。ゆっくり、かつ懸命に
息をしないと歩けないくらい。

ハイ、富士宮口登山道山頂、富士
浅間神社前に到着。
警察学校の方々が、ゴロゴロ倒れ
ているので、マネしてゴロ寝。
実は、3700mくらいから、高山病
の軽い症状が出て、頭痛吐き気で
苦しかったのだ。

山頂付近は、火山の証明のような
景色だ。左の高いところが最高標
高地点の剣が峰で、富士測候所跡
が見える。
この火口周囲を歩くのがお鉢巡り
で、一時間ほどかかる。んだけど
ココを走ってトレーニング(?)
してる人が複数人いた。高地トレ
ーニング、かな。つくづく不思議
な山である。

高山病症状で、動くのもイヤだった
けど、バナナを食べたら回復!?
そして下山開始。日没までには下山
したい。
須走口のように、走って下る快感は
ないが、雲海を眺めながらの下山は、
思いのほか快適。脚も呼吸も大丈夫。

そして、2時間半ほどで車までたどり
着いた。5合目まで、下山完了。

とにかく、無事を祝して自分撮り。
それにしても、疲れてボロボロの
顔だな。でも、予想より脚は全然
平気だった。

富士山は、少なくとも夏に限って
いえば、道は迷わないし危ない所
もない。かといってツマらないか
といえば、そうでもない。
子どもから、ヨボヨボのジイさん
までが登っている、実に不思議な
山だった。走ってる人もいるし。

そしてゆっくりと2500mでの夕日を
楽しんで、車で帰宅したのだった。

実は、この後に予定していた、恒例の
北アルプステント泊縦走登山のトレー
ニングのつもりだったのだが、結局
この富士登山が、この夏に唯一の山登
りになってしまった。せっかくわざわざ
重くしたザック担いで登ったのにな〜。

でも、富士山、けっこう気に入った!
バナナ持って、また登ろっと。








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