2012年になった。
とにかく、ピースで前向きな一年に!
という訳で、地元の鶴岡八幡宮へ初詣。
途中途中で、人の流れをロープで仕切って、
コントロールしている様が面白い。
そして、警察の方々のアナウンス「そんな
に長くはお待たせいたしません。」と淡々
とした語り口が妙に和む。
正月風景を味わって並んでいるうちに、
階段前正面最前列に到着。
ロープが開いても、駆け出してはいけませ
んよ。階段途中での撮影もNG。
で、真面目にお参りをして、お約束(?)
の、おみくじをば。
さすが、武士の宮。甘えは許るさん!の姿勢に
身が引き締まるのだった。
ハイ、しっかりがんばります!
今年もよろしく。
平面も好きだが、立体も好き。
なので、立体イラストも積極的に作っている。
これは色を塗る前の段階。素材はバルサ材で、
なるべく工作感を出すようにしている。
事実、ウチの子どもが見ると、自分で作りたく
なるそう。自分でも作れそう、と思うのかな?
で、着色開始。
絵の具は愛用のサクラマット水彩。特別な画材
ではなく、見る人たちが実際に使っているもの
で描くようにしている。
なんだか距離が近くなるような気がするから。
ハイ、ほぼ完成。
黒目がないのは、これを写真に撮りCG処理を
して完成させるから。
ちなみにコレは、高校への数学という学習雑誌
の2月号表紙用。
最近は美術教育関連の仕事が多くなったが、作
品を仕事としてしっかり作ることは基礎体力と
同じで、すくなくとも自分にとっては大切な事。
日々勉強だな〜。
ご近所の皆様と、お餅つきをしたのだった。
言い出しっぺだったので、企画立案などの初期
作業をのそのそと担当。
いや、ただ餅つきが好きなので、かつそれは一
人では難しいので、何だかご近所を巻き込んで
の楽しいプライベート行事としてやらせていた
だいた。
仕事じゃないから、もちろん気楽なんだけど、
やっぱり参加者がどうやったら楽しい時間を
すごせるか、どうやったらそれぞれが自主的
な満足感が得られるか、などなどに気を使っ
ってしまう。
完全な職業病か?いや本来の職業から少しズ
レてるから違うかな。
でも、結局は餅を思いっきりついて単純に自
分が楽しんだのだった・・・。
ちょっと寒くなったので、薪ストーブを始動
させた。
ウチの薪ストーブは、シェーカースタイルの
シンプルな実用タイプ。
なので、本気を出せば蒸気機関車のごとく、
ゴーと凄い勢いで燃える。パチパチと優雅に
火を眺めながら、ではなく、火力を調整しつ
つ薪を放り込む感じか。
この薪ストーブに限らず、制作者の顔が見える
モノがとても好き。その方が、モノ自体の純度
が高いというか、会話が成立しそうな気がする
というか。
もちろん、モノとしゃべれる能力がある、訳で
はない。しゃべってみたいけど。
小学3年生の娘と一緒に、閉幕3日前の
横浜トリエンナーレを観に行った。
入場するために長〜い列。現代美術って、
そんなに人気があったっけ?
(ちなみに、すでに11月6日で終了)
待ち時間が長かったので、「外に展示して
ある作品の中で、一番好きなのを写真に撮
ってくる!」指令を出した。
で、撮ってきた写真がコレ。
なかなかのグットチョイス。
なんとなく鳥の顔っぽく見えて、後ろのト
リエンナーレの文字が、鳥ええんなはれ=
鳥に成りなはれ=鳥のようなになって自由
な頭でいきなさい、とダジャレ的な連想を
したのは、おそらく私が関西人だからだろ
う。観る側が、勝手に想像して楽しめるの
が、現代美術の楽しみのひとつ。
ところで、小6の息子も誘ったのだが、「
美術館は見るだけだからツマんない、から
行かない。」と言われ、美術関係者の父と
しては大いに反省したのだった。
大好きな野球を楽しむのと同じように、美
術館に行くのも楽しんでほしいな、と。
そのためには、まずは大人が美術を楽しま
なければね。
連休は、某スクールで絵本づくり実習の講師仕事。
いつもこんな感じで、黒板やらホワイトボードやらに
タイトルやテーマや目標などをイラスト的に描く。
始まる少し前に、参加者の目の前で黙々と、かつ大胆
に描いていくのがミソ。
ほとんど場合は、その日初めて会う方々にレクチャー
していくので、いかに早くペースに巻き込むかが結構
重要になってくる。導入にかける意気込みはスタート
前の短距離選手のごとし。
で、向かう方向をしっかり共有できて、うまく走り出
したならば机の上はこんな状態に。
今回は、下は13歳の中学生から上は40代までで、
2日間しっかり制作を楽しんで?いただいた。
普段は中学生から60代以上の方も混在しての制作
なので、上手く導けるととても面白い時間になる。
一期一会のワークショップは、楽しくってために
なる!であってほしい。なので、講師としてはマ
ラソン選手のごとく力(と知恵)を振り絞るので
あった。
ティッシュの空き箱とトイレットペーパーの
芯を使っての、くるくる絵巻物!
と、コレは、工作ワークショップにお手伝い参加
して、速攻・即興で作ったもの。
お手伝いだから、とっても気楽。だから、ガシガ
シと楽しみながら勢いで作って発表してみた。
箱の中には、絵巻物が仕込んであって、クルクル
回しながら実演する。
ただ、大人が作るとどうしても真面目になって、
「こんな事しちゃいけないんじゃないかな?」と
つい固い作品になりがち。
なので、ちょっと固い雰囲気を打破するためにも、
少々企画外の面白作品を作って実演してみた。
この、サンプル提示はいつもとっても悩む問題で、
実際に完成作を作って見せると分かりやい反面、
目標を固定してしまいがちになってしまう。
ただ、今回は講師の立場ではなく、ゲスト参加な
ので、うまい具合に「あっ、こんなのもアリなの
ね!」的な、肩の力を抜かせる効果はあったかも。
会議の成否が、ファシリテーターの力量で決まる
様に、ワークショップも講師側の導き方次第で満
足度は大きく違ってくる。
おとなも、もっと楽しむための気楽な工作の時間
を持ってみて、柔らか心を膨らませても良いと思う。
そのためにも、企てる側ももっと勉強せねばね。
あっ、やっぱりちょっと固くなるな〜。